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2019年5月14日 (火)

キハ81の改軌(1)

 4月の末、10連休の初日に荷物が届いて以来、眺めたり、少しバラして検分してみたり、また、手持ちの資料や昔撮った写真をひっぱり出してきて、見たり調べたりしております。
 
Kiha81_190513_1  
 言わずと知れた、KATOのキハ81。文句のつけようがないほど良く出来ているし、何と言っても価格が圧倒的にリーズナブルです。
 
Kiha81_190513_2  
 ボンネットを外すと、そこには何とDMH17-HGの発電セットが鎮座ましましている。なるほど、エンジンの排気管がこんな風にして運転室の屋上にまで立ち上がっているんだ・・・と感心いたしますが、この排気管、逆にヘッドマークを内側から照らすための光の通り道にもなっているようで、実によく考えられた構成だと、再び感心してしまいます。
 何はともあれ、先ず13mmへの改軌をしないことには何事も始まりません。
 下回りを検分してみると、幸いなことにキハ82等のこれまでの製品と何も変わりはなく、ガレージショップにラインナップしているNo.13の改軌パーツを使えば、いとも簡単に改軌は済んでしまうのですが、ここでふと、昔どこかの運転会で或る人から言われた言葉が甦りました。
 『三河屋さんは改軌するだけで、実物の形に近づけることはしないんですね。』・・・カツミも日光も、台車の枕梁と言えば金属の板をコの字に曲げただけの物だし、スパイクモデルのセンターベアラーだって同様に、実物の芯皿とは似ても似つかない形をしている。そんな状況下で、なんて事をおっしゃる!とは思ったのですが、その言葉は私の耳の奥・・・心の底に深く沈潜していたのでした。
 このキハ81の台車の、M車のギアボックスをデッドコピーしたようにしか思えない造形を見ていると、多少は実物の形に近づけることを考えてもいいかも知れない、とは思います。No.13の改軌パーツが実物を意識したものでないのは確かだし、また穴あけやタップ加工など手作業が多いことや台車枠を強引に押し込む構造など、問題と感じる点も多々ありました。そこで、これがちょうどいい機会でもあるし、キハ81用に新規部品づくりに挑戦してみるか・・・ということで、検討をスタートしました。
 
Dt22_190514  
 実物の気動車用の台車は、概ねこんな感じです。
 (交友社刊『100年の国鉄車両3』より)
 
No13_hg_190511  
 興が乗ってくると止まらなくなって、三日三晩ほど、こんなことばかり続けてます。お陰でD51の工作がしばしお蔵入りです。
 
Kaiki_parts_190513_1  
 漸く付随台車の改軌パーツの試作ができました。今回の設計のミソは、台車枠の2本の棒を無理やり挿し込んで摩擦力で保持するのではなく、普通に挿し込んでロック爪で固定するようにしたこと。そのロック爪も、抜け落ちて来ることがない様、スナップする構造になっています。
 途中でキハ58系との共通化を図るべく、ブレーキシューとの干渉を避ける形状に変更したので、余計に複雑な構造となってしまいました。
 
kaiki_parts_190513_2  
 組立て~組付けの過程でポカミスを含め2~3の改良すべき点が見つかりましたが、取り敢えず全て修正。基本機能の確認もできました。次は減速機付きの動台車側です。

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